さくらのレンタルサーバに一度 Python3 をインストールしたのですが、mysqlclient をインストールするために Python3 を入れ直す必要があったのでそのステップを書きます。
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また、Python の利用には VPS の方が圧倒的におすすめなので下記の記事も参考にしてみてください。
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では再インストールのステップを書いていきます。
アンインストール(仮)
まずは既存の Python3 を一旦アンインストールします。インストール先のフォルダを削除する必要があると思いますが、削除は怖いので一旦フォルダ名だけ変えます。
下記の通りパスが通っている状態です。
% which python3 /home/abcabc/local/python/bin/python3 % which pip3 /home/abcabc/local/python/bin/pip3


フォルダ名が変わったため、パスが通っていない状態になりました。
% which python3 python3: Command not found. % which pip3 pip3: Command not found.
ダウンロード〜インストール
ここから先は基本的に下記の記事でやった内容をなぞるだけですが、進めていきます。
ダウンロード
% mkdir -p ~/work/python3
% cd ~/work/python3 % wget --no-check-certificate https://www.python.org/ftp/python/3.9.0/Python-3.9.0.tgz
解凍
% tar zxf Python-3.9.0.tgz
インストール
% cd ./Python-3.9.0 % ./configure --prefix=$HOME/local/python/ --with-system-ffi LDFLAGS="-L $HOME/local/lib/" CPPFLAGS="-I $HOME/local/include/" % make % make install
ここまで完了したら、以前通したパスが生きているので下記の通り which コマンドで既に確認できる状態です。
% which python3 /home/abcabc/local/python/bin/python3 % which pip3 /home/abcabc/local/python/bin/pip3
使い終わったフォルダとファイルの削除
最後にファイルダウンロード用に作ったフォルダと、既存の Python3 が入っていたフォルダ(の名前を変えたもの)を削除します。
% rm -r ~/work/python3 % rm -r ~/local/python_20210103
ついでに
環境変数の追加
初めて Python3 をインストールした時はスルーしていましたが、どうやら下記を .cshrc に追記した方が良いみたいなのでこのタイミングで追記しておきます。
setenv PYTHON $HOME/local/python/lib setenv PYTHONPATH $HOME/local/python/lib/python3.9/site-packages
requests モジュールをインストール
元々インストールしてあった requests モジュールを再度インストールします。
% pip3 install requests