さくらレンタルサーバーで Python3 を再インストール

一度 Python3 をインストールしたのですが、mysqlclient をインストールするために Python3 を入れ直す必要があったのでそのステップを書きます。

アンインストール(仮)

まずは既存の Python3 を一旦アンインストールします。インストール先のフォルダを削除する必要があると思いますが、削除は怖いので一旦フォルダ名だけ変えます。

下記の通りパスが通っている状態です。

% which python3
/home/abcabc/local/python/bin/python3
% which pip3
/home/abcabc/local/python/bin/pip3

フォルダ名が変わったため、パスが通っていない状態になりました。

% which python3
python3: Command not found.
% which pip3
pip3: Command not found.

ダウンロード〜インストール

ここから先は基本的に下記の記事でやった内容をなぞるだけですが、今回 ./configure 文を変えました。

ダウンロード

% mkdir -p ~/work/python3
% cd ~/work/python3
% wget --no-check-certificate https://www.python.org/ftp/python/3.9.0/Python-3.9.0.tgz

解凍

% tar zxf Python-3.9.0.tgz

インストール

% cd ./Python-3.9.0
% ./configure --prefix=$HOME/local/python/ --with-system-ffi LDFLAGS="-L $HOME/local/lib/" CPPFLAGS="-I $HOME/local/include/"
%  make
%  make install

ここまで完了したら、以前通したパスが生きているので下記の通り which コマンドで既に確認できる状態です。

% which python3
/home/abcabc/local/python/bin/python3
% which pip3
/home/abcabc/local/python/bin/pip3

使い終わったフォルダとファイルの削除

最後にファイルダウンロード用に作ったフォルダと、既存の Python3 が入っていたフォルダ(の名前を変えたもの)を削除します。

% rm -r ~/work/python3
% rm -r ~/local/python_20210103

ついでに

環境変数の追加

初めて Python3 をインストールした時はスルーしていましたが、どうやら下記を .cshrc に追記した方が良いみたいなのでこのタイミングで追記しておきます。

setenv  PYTHON $HOME/local/python/lib
setenv  PYTHONPATH $HOME/local/python/lib/python3.9/site-packages

requests モジュールをインストール

元々インストールしてあった requests モジュールを再度インストールします。

% pip3 install requests

【Python3】mysqlclient のために _ctypes と格闘した記録

経緯

さくらのレンタルサーバー上で MySQL のデータベースを使えるので、それを Python で操作したいと思ったのが始まりです。mysqlclient を使えば良いらしかったので「pip3 install mysqlclient」を実行するも、エラーが出て成功しない。なんとかインストールを終えるまでの過程が文系の私には?だいぶややこしかったのでその記録を書き留めます。

  1. 問題発生1(No module named '_ctypes')
  2. 調査と原因1(libffi が無い)
  3. libffi をインストール(sudo は使えない)
  4. 問題発生2(INFO: Could not locate ffi libs and/or headers)
  5. 調査と原因2(./configure 文の修正)
  6. 解決(mysqlclient インストール成功)

問題発生1(No module named '_ctypes')

上記の通り「pip3 install mysqlclient」を実行したところ、下記のエラーが出てインストールが失敗しました。

ModuleNotFoundError: No module named '_ctypes'

直訳すると「_ctypes モジュールがありません」

_ctypes モジュールとはなんぞや。そしてそれはどこにあるのでしょうか。。。

調査と原因1(libffi が無い)

取り敢えず知識ゼロから出来ることは、情報の海に身を投げてなんとなくわかるまで溺れること。。。調べた結果断片的ですが自分の理解できる範囲で下記の情報が得られました。

  • _ctypes と libffi
    • _ctypes は C 言語で書かれたライブラリを Python から利用するためのモジュールであり、libffiに依存している。
    • ソースからPythonをビルドする際、libffiが見つからない場合は _ctypes のビルドはスキップされる。
    • _ctypes がビルドされていない Python から _ctypes を利用しようとすると、当該エラー(ModuleNotFoundError: No module named '_ctypes')が発生する。
  • 原因
    • つまり、libffi がインストールされていない状態で Python をインストールしたため、_ctypes のビルドがされていなかった。
  • 解決方法
    • 当該エラーを解消するには、libffi をインストールした上で Python を再ビルド・再インストールする必要がある。

libffi をインストール(sudo は使えない)

「sudo apt-get install -y libffi-dev」というコマンドが出てきましたが、さくらのレンタルサーバー(スタンダード)では管理者権限が与えられていないので sudo が使えません。

% sudo apt-get install -y libffi-dev
/usr/local/bin/sudo: Permission denied.

この通り、拒否されてしまいます。諸々調べた結果下記の方法でインストール出来ました。

問題発生2(INFO: Could not locate ffi libs and/or headers)

めでたく libffi をインストール出来たので Python をインストールし直しました。が、念のため make のログを確認したところ下記を発見。

INFO: Could not locate ffi libs and/or headers

Failed to build these modules:
_ctypes               _zoneinfo 

直訳すると「ffi libs およびヘッダーが見つからず _ctypes モジュールと _zoneinfo モジュールをビルド出来ませんでした。」とのこと。ショック。

しょうがないのでとりあえず続けて make install しましたが、当然 _ctypes モジュールが無いので「pip3 install mysqlclient」を実行しても前回と全く同じエラーで失敗します。

ModuleNotFoundError: No module named '_ctypes'

調査と原因2(./configure 文の修正)

また海に放り出されました。今回は「INFO: Could not locate ffi libs and/or headers」の文言を頼りに調べました。

こちらのページ(英語)を見たところ、どうやら CPPFLAGS、LDFLAGS、PKG_CONFIG_PATH の設定が必要みたいです。PKG_CONFIG_PATH の設定は libffi のインストールの時に行っていたので、取り敢えず CPPFLAGS と LGFLAGS だけでやってみます。

python-3.9.0.tgz は残して他を消し、再度下記の「./configure」文で Python のインストールを試してみます。

./configure --prefix=$HOME/local/python/ --with-system-ffi LDFLAGS="-L $HOME/local/lib/" CPPFLAGS="-I $HOME/local/include/"
項目雑なメモ
--prefixPython3 をインストールする場所
--with-system-ffilibffi のシステムバージョンへの接続を有効にするスイッチ。
CPPFLAGSCプリプロセッサのオプション
include パスを入れるっぽい?
LDFLAGSリンク用のディレクトリを指定する。
lib フォルダを入れるっぽい?

解決(mysqlclient インストール成功)

上記の「./configure」文のあとで make を実行しました。そしてログを確認すると下記の通り _ctypes のエラーはなくなりました。_zoneinfo は何かよくわかりませんし特に今回必要だとも思ってないので無視します。

Failed to build these modules:
_zoneinfo

今回は「pip3 install mysqlclient」も無事成功しました。

% pip3 install mysqlclient
Collecting mysqlclient
  Using cached mysqlclient-2.0.3.tar.gz (88 kB)
Using legacy 'setup.py install' for mysqlclient, since package 'wheel' is not installed.
Installing collected packages: mysqlclient
    Running setup.py install for mysqlclient ... done
Successfully installed mysqlclient-2.0.3
WARNING: You are using pip version 20.2.3; however, version 20.3.3 is available.
You should consider upgrading via the '/home/xxxxxx/local/python/bin/python3.9 -m pip install --upgrade pip' command.
% 

さくらレンタルサーバーに libffi をインストールする

  1. SSH でサーバーに接続
  2. ファイルのダウンロードと解凍
  3. インストール
  4. インストール後の設定

SSH でサーバーに接続

% ssh abcabc@abcabc.sakura.ne.jp
abcabc@abcabc.sakura.ne.jp's password: 

ファイルのダウンロードと解凍

ダウンロード用のフォルダを作成

ファイルをダウンロードする前に、ダウンロード用のフォルダを作ります。下記のコマンドで「work」フォルダとその配下に「libffi」フォルダを作成します。

% mkdir -p ~/work/libffi

wget でファイルをダウンロード

作成した「libffi」フォルダに移動して、圧縮ファイルをダウンロードします。

% cd work/libffi
% wget ftp://sourceware.org/pub/libffi/libffi-3.2.1.tar.gz

*初めは最新の「libffi-3.3.tar.gz」で進めたのですが後述の make のところで下記のエラーを返され、すぐに原因も分からなかったので一旦全部ファイルを削除して「libffi-3.2.1.tar.gz」で再チャレンジしました。

gcc: warning: '-x assembler-with-cpp' after last input file has no effect
gcc: No input files specified
*** [libffi.map] Error code 1

上記の wget コマンドを実行してから ls を実行すると圧縮ファイルがダウンロードされたのが確認できます。

% ls
libffi-3.2.1.tar.gz
% 

ファイルを解凍する

ダウンロードした圧縮ファイルを解凍します。

% tar xvfz libffi-3.2.1.tar.gz

ファイルが解凍され、元々ダウンロードした圧縮ファイルとは別に「libffi-3.2.1」という名前のフォルダが作成されています。

インストール

「libffi-3.2.1」のフォルダへ移動し ./configure を実行します。prefix でインストール先を指定します。

% cd libffi-3.2.1
% ./configure --prefix=$HOME/local/libffi/3_2_1

実行するとプロセスが走ってドバドバとターミナルに表示されるので入力待ちになるのを待ちます。

make そして make install を順に実行します。

% make
% make install

.configure の prefix で指定した場所にインストールされました。

インストール後の設定

シンボリックリンクの作成

% mkdir -p ~/local/include
% ln -s $HOME/local/libffi/3_2_1/lib/libffi-3.2.1/include/ffi.h $HOME/local/include/
% ln -s $HOME/local/libffi/3_2_1/lib/libffi-3.2.1/include/ffitarget.h $HOME/local/include/

% mkdir -p ~/local/lib
% ln -s $HOME/local/libffi/3_2_1/lib/libffi.a $HOME/local/lib/
% ln -s $HOME/local/libffi/3_2_1/lib/libffi.la $HOME/local/lib/
% ln -s $HOME/local/libffi/3_2_1/lib/libffi.so $HOME/local/lib/
% ln -s $HOME/local/libffi/3_2_1/lib/libffi.so.6 $HOME/local/lib/

% mkdir -p ~/local/lib/pkgconfig/
% ln -s $HOME/local/libffi/3_2_1/lib/pkgconfig/libffi.pc $HOME/local/lib/pkgconfig/

上記を実行すると下記の様に local 配下に include、lib、lib > pkgconfig が作成され、その配下のシンボリックリンクも確認できます。

環境変数の設定

シンボリックリンクを作成したのでそれぞれ LD_LIBRARY_PATH と PKG_CONFIG_PATH に追加します。他のソースをビルドするときやコマンド実行するときに役立ちます。

シェルの種類ユーザプロファイル
Bourne シェル (sh) または Korn シェル (ksh).profile
Bourne Again シェル (bash).bash_profile
C シェル (csh).login と .cshrc
TC シェル (tcsh).tcshrc と .cshrc
Z シェル (zsh).zlogin と .zshrc

今回はサーバーのシェルが csh なので .cshrc を編集して環境変数を設定します。

.cshrc の編集

% cd ~/
% vi .cshrc

.cshrc に下記を追記します。

setenv  LD_LIBRARY_PATH $HOME/local/lib
setenv  PKG_CONFIG_PATH $HOME/local/lib/pkgconfig

.cshrc で追記した内容を反映させます。

% source ~/.cshrc
% rehash

echo コマンドで確認すると、指定したパスが表示されます。

% echo $LD_LIBRARY_PATH
/home/abcabc/local/lib
% echo $PKG_CONFIG_PATH
/home/abcabc/local/lib/pkgconfig

以上で libffi のインストール作業は完了です。

LD_LIBRARY_PATH と PKG_CONFIG_PATH

LD_LIBRARY_PATH 変数

LD_LIBRARY_PATHは、アプリケーションがリンクされている動的共有ライブラリを検索する際の対象ディレクトリを動的リンクローダーに指示します。複数のディレクトリをコロン (:) で区切ったもので、コンパイルされた検索パスと標準の場所(大抵 /lib、/usr/lib 等)の前に検索されます。

PKG_CONFIG_PATH 変数

pkg-config は、プログラムのコンパイルとシステムにインストールされているライブラリとの接続に必要な情報を提供します。
この情報は .pc ファイルに保存されており、pkg-config ツールで認識されている特定の場所にあります。

pkg-config が .pc ファイルを検索する際、デフォルトでは /usr/lib/pkgconfig と /usr/share/pkgconfig を検索します。しかし、一部のローカルモジュールは /usr/local などの別のプレフィックスにインストールされる場合があるため、PKG_CONFIG_PATH 変数で検索対象のパスを追加します。

【Python】さくらレンタルサーバーに requests モジュールをインストール

いきなり request をインポートしようとすると「request モジュールがありません」とのことでエラーが出てしまいます。

>>> import requests
Traceback (most recent call last):
  File "<stdin>", line 1, in <module>
ModuleNotFoundError: No module named 'requests'

なので一旦 Python は exit() します。そして pip3 で request をインストール。

>>> exit()
% pip3 install requests

すると下記の様に諸々のダウンロードが実行され一瞬で入力待ち状態に戻ります。

% pip3 install requests
Collecting requests
  Downloading requests-2.24.0-py2.py3-none-any.whl (61 kB)
     |████████████████████████████████| 61 kB 692 kB/s 
Collecting certifi>=2017.4.17
  Downloading certifi-2020.6.20-py2.py3-none-any.whl (156 kB)
     |████████████████████████████████| 156 kB 6.7 MB/s 
Collecting idna<3,>=2.5
  Downloading idna-2.10-py2.py3-none-any.whl (58 kB)
     |████████████████████████████████| 58 kB 7.5 MB/s 
Collecting chardet<4,>=3.0.2
  Downloading chardet-3.0.4-py2.py3-none-any.whl (133 kB)
     |████████████████████████████████| 133 kB 16.4 MB/s 
Collecting urllib3!=1.25.0,!=1.25.1,<1.26,>=1.21.1
  Downloading urllib3-1.25.10-py2.py3-none-any.whl (127 kB)
     |████████████████████████████████| 127 kB 20.1 MB/s 
Installing collected packages: certifi, idna, chardet, urllib3, requests
Successfully installed certifi-2020.6.20 chardet-3.0.4 idna-2.10 requests-2.24.0 urllib3-1.25.10
% 

入力待ちになったら Python3 を起動。

% python3

そしてそのまま request をインポートしてみます。

>>> import requests
>>>   

今回はエラーが出ず入力待ち状態になりました。試しにそのまま Yahoo! のソースコードを表示してみます。

>>> import requests
>>> r = requests.get('http://yahoo.com/')
>>> r.text
'<!DOCTYPE html>\n<html id="atomic" lang="en-US" class="atomic   l-out Pos-r https fp fp-v2 fp-default mini-uh-on uh-topbar-on ltr desktop Desktop bkt201">\n<head>\n    <meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge">\n    \n    <title>Yahoo</title><meta http-equiv="x-dns-prefetch-control" content="on"><link rel="dns-prefetch" href="//s.yimg.com"><link rel="preconnect" href="//s.yimg.com">

問題なさそうですね。これで request のインストールは完了です。

さくらレンタルサーバに Python3 をインストールする方法

さくらレンタルサーバには Python2 系が入っているのですが、Python2 はもう推奨されていないので 3 系をインストールする方法を紹介します。ちなみに私は Mac ユーザーなのでターミナルを使用しています。

  1. ssh でさくらレンタルサーバにログイン
  2. ダウンロード用のフォルダを作成
  3. wget でファイルをダウンロード
  4. ファイルを解凍する
  5. インストール
  6. パスを通す
  7. 設定を反映
  8. パスが通ったことを確認して完了

ssh でさくらレンタルサーバにログイン

まずはターミナルを立ち上げ、ssh でさくらレンタルサーバにログインします。

Last login: Sun Oct 11 10:43:12 on ttys000
% ssh XXXXXX@XXXXXX.sakura.ne.jp
XXXXXX@XXXXXX.sakura.ne.jp's password: 

ダウンロード用のフォルダを作成

ファイルをダウンロードする前に、ダウンロード用のフォルダを作っておきます。下記のコマンドで「work」フォルダとその配下に「python3」フォルダを作成します。

% mkdir -p ~/work/python3

FTPクライアントで見てみると下記の様に各フォルダが作成されているのが確認できます。

wget でファイルをダウンロード

% cd ~/work/python3
% wget --no-check-certificate https://www.python.org/ftp/python/3.9.0/Python-3.9.0.tgz

ファイルがダウンロードされ、下記の様に入力待ちになれば無事ダウンロード完了です。

% wget --no-check-certificate https://www.python.org/ftp/python/3.9.0/Python-3.9.0.tgz
--2020-10-11 12:39:03--  https://www.python.org/ftp/python/3.9.0/Python-3.9.0.tgz
Resolving www.python.org... 151.101.88.223, 2a04:4e42:15::223
Connecting to www.python.org|151.101.88.223|:443... connected.
HTTP request sent, awaiting response... 200 OK
Length: 26724009 (25M) [application/octet-stream]
Saving to: 'Python-3.9.0.tgz'

Python-3.9.0.tgz    100%[=====================>]  25.49M  43.9MB/s   in 0.6s   

2020-10-11 12:39:03 (43.9 MB/s) - 'Python-3.9.0.tgz' saved [26724009/26724009]

% 

念のため覗いてみると、先ほど作成した「python3」フォルダのなかに「Python-3.9.0.tgz」のファイルがダウンロードされているのが分かります。

ファイルを解凍する

% tar zxf Python-3.9.0.tgz

ファイルが解凍され、元々ダウンロードした圧縮ファイルとは別に「Python-3.9.0」という名前のフォルダが作成されています。

インストール

解凍されたフォルダ「Python-3.9.0」に移動します。

% cd ./Python-3.9.0

次に ./configure を実行しますが、その際 prefix を使ってインストールするディレクトリを指定します。

% ./configure --prefix=$HOME/local/python/

実行するとプロセスが走ってドバドバとターミナルに表示されますが、下記が表示されて入力待ちの状態になったら完了です。

creating Modules/Setup.local
creating Makefile

「make」を実行します。

%  make

しばらくプロセスが走るので入力待ちになるまで待ちます。次に「make install」を実行します。

%  make install

またプロセスが走るので最後下記の様な表示が出て入力待ちになるまで待ちます。

Installing collected packages: setuptools, pip
  WARNING: The script easy_install-3.9 is installed in '/home/XXXXXX/local/python/bin' which is not on PATH.
  Consider adding this directory to PATH or, if you prefer to suppress this warning, use --no-warn-script-location.
  WARNING: The scripts pip3 and pip3.9 are installed in '/home/XXXXXX/local/python/bin' which is not on PATH.
  Consider adding this directory to PATH or, if you prefer to suppress this warning, use --no-warn-script-location.
Successfully installed pip-20.2.3 setuptools-49.2.1
% 

実は上のログに2箇所「WARNING」として警告が表示されているのですが、その内容が以下の通り。

WARNING:スクリプトeasy_install-3.9は、「PATH」にない「/home/XXXXXX/local/python/bin」にインストールされています。このディレクトリを「PATH」に追加することを検討してください。
WARNING:スクリプトpip3およびpip3.9は、「PATH」にない「/home/XXXXXX/local/python/bin」にインストールされています。このディレクトリを「PATH」に追加することを検討してください。

これは後ほど .cshrc ファイルを編集して解決します。

local > python というディレクトリが作られ、さらにその配下に様々なフォルダが作られています。

パスを通す

python3 と pip3 のインストール自体は完了しましたが、この状態だとまだ python3 や pip3 と言ったコマンドを直接使うことができません。いわゆる「パスが通っていない」状態です。「which」コマンドを実行しても下記の通りエラーが返ってきます。

% which python3
python3: Command not found.
% which pip3
pip3: Command not found.

python3 と pip3 が両方とも「$HOME/local/python/bin」にインストールされている状態です。

.cshrc ファイルを編集することでパスを通しますが、この作業をする前に必ず .cshrc のバックアップをとっておきましょう。

% cd ~/
% vi .cshrc

.cshrc の内容がターミナルに表示されます。

# $FreeBSD: src/share/skel/dot.cshrc,v 1.14.6.1 2008/11/25 02:59:29 kensmith Exp
 $
#
# .cshrc - csh resource script, read at beginning of execution by each shell
#
# see also csh(1), environ(7).
#

alias h         history 25
alias j         jobs -l
alias la        ls -a
alias lf        ls -FA
alias ll        ls -lA

# A righteous umask
umask 22

set path = (/sbin /bin /usr/sbin /usr/bin /usr/local/sbin /usr/local/bin $HOME/bin)

setenv  EDITOR  vi
setenv  PAGER   more
setenv  BLOCKSIZE       K
setenv  PKG_DBDIR       ~/db/pkg

if ($?prompt) then
        # An interactive shell -- set some stuff up
        set filec
        set history = 100
        set savehist = 100
        set mail = (/var/mail/$USER)
        if ( $?tcsh ) then
                bindkey "^W" backward-delete-word
                bindkey -k up history-search-backward
                bindkey -k down history-search-forward
        endif
endif

このファイルの最後に「set path = ($path $HOME/local/python/bin)」を追記したいのですが、手順が少しややこしいので下記の記事などを参考にしつつ行ってください。

以下の様に、ファイルの一番最後に一行だけ追記しました。

                bindkey "^W" backward-delete-word
                bindkey -k up history-search-backward
                bindkey -k down history-search-forward
        endif
endif
set path = ($path $HOME/local/python/bin)

設定を反映

.cshrc で変更した内容を反映させます。

% source ~/.cshrc
% rehash

パスが通ったことを確認して完了

パスを通す前はエラーが返ってきた「which」コマンドですが、今回はきちんと python3、pip3 のパスが表示されます。

% which python3
/home/XXXXXX/local/python/bin/python3
% which pip3
/home/XXXXXX/local/python/bin/pip3
% 

バージョン情報もきちんと表示されます。

% python3 --version
Python 3.9.0
% pip3 --version
pip 20.2.3 from /home/XXXXXX/local/python/lib/python3.9/site-packages/pip (python 3.9)
% 

最後に圧縮ファイルのダウンロードに使ったフォルダとファイルを削除して完了です。

% rm -r ~/work/python3

【ターミナル】さくらのレンタルサーバーにSSHでログインする方法

アカウント名、初期ドメイン、パスワードを確認

まずログインに必要な情報を確認しておきます。

  • アカウント名
  • 初期ドメイン
  • パスワード

アカウント名と初期ドメインはさくらレンタルサーバのコントロールパネルでも確認できます。

ターミナルを起動する

ターミナルを起動し、「ssh アカウント名@初期ドメイン」の形式で入力します。

例えば、アカウント名が「abcabc」、初期ドメインが「abcabc.sakura.ne.jp」だった場合、「ssh abcabc@abcabc.sakura.ne.jp」となります。入力して Enter。

% ssh abcabc@abcabc.sakura.ne.jp

初回は下記のようなメッセージが表示され、yes か no を求められますが、yes と入力して Enter で大丈夫です。

The authenticity of host 'アカウント名.sakura.ne.jp (XXX.XX.XXX.XX)' can't be established. ECDSA key fingerprint is XXXXXX:XxXXXxxXX+XXXXXXXXxxxxxxXXxXxxxxXXxXXXX. Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])?

yes そして Enterすると下記のメッセージが表示され、続けてパスワードを求められます。

Warning: Permanently added 'アカウント名.sakura.ne.jp,XXX.XX.XXX.XX' (ECDSA) to the list of known hosts.

パスワード入力

下記の様にパスワードを求められるので入力します。(タイプしても表示されないので注意)

abcabc@abcabc.sakura.ne.jp's password: 

ログイン完了

FreeBSD 9.1-RELEASE-p24 (SAKURA17) #0: Thu Feb  5 10:03:29 JST 2015 

Welcome to FreeBSD!

%

上記の様に「%」が表示されたら無事ログイン完了です。

【8ステップでがんばる】さくらレンタルサーバーでWordPressサイト立ち上げ

対象となる人

さくらレンタルサーバーのスタンダードプランの契約をしている人。FTPサーバーへアクセスが出来る人。

とりあえず独自ドメインの取得からWordPressサイトを解説まで、下記のステップで進めていきます。

  1. ドメイン取得
  2. FTPサーバで対象のドメインのフォルダを作成
  3. ドメインを管理画面に加する
  4. WordPress 用データベース作成
  5. WordPress インストール用フォルダを作成
  6. WordPress をインストール
  7. index.php と .htaccess の設定
  8. サイトアドレスの設定

8ステップもあって初めてだと少し大変かもしれませんがなるべく分かりやすい様に画像もたくさんつけているので1つずつやっていきましょう。

今回はみなさんが見ているこのサイト「notemite.com」の立ち上げを例として進めていきます。

1. ドメイン取得

まずはドメインを取得します。ドメインとは「〇〇.com」や「〇〇.co.jp」など、ウェブサイトの住所のようなものです。このステップで自分のウェブサイトの住所を取得しましょう。

さくらレンタルサーバー管理画面 > ドメイン/SSL > 独自ドメイン申し込みをクリック。遷移先のページで新規追加をクリックすると、下の画像の様にドメイン検索画面が表示されます。

もしくは下記リンクで直接ドメイン検索画面へ飛べます。

https://secure.sakura.ad.jp/order/domain/

この画面で自分が使いたいドメイン名を検索します。「notemite」で検索すると、notemite.jp や notemite.com、notemite.org など、検索した文字列が含まれるドメイン名が表示されます。好みのものがあったら「申し込む」をクリックして手続きを進めます。

支払い方法を選択して進みます。私はクレジットカードを選択しました。

「この内容で申し込む」をクリックすると申し込みが送信されます。

申し込みを送信したら下記リンクから管理画面へ戻ります。

https://secure.sakura.ad.jp/menu/top/

「ドメインの確認」をクリックすると契約しているドメインが表示されます。

ドメイン申請後、契約ドメイン画面で有効期限が「新規申込中」となりますが、私の場合は10分ぐらいで下の画像の様に有効期限が表示され使用可能になりました。

上記の様な表示になったらドメインの取得は完了です。次は FTP サーバ上でこのドメインのフォルダを作ります。

  1. ドメイン取得 - 完了!
  2. FTPサーバで対象のドメインのフォルダを作成 - Next!
  3. ドメインを管理画面に追加する
  4. WordPress 用データベース作成
  5. WordPress インストール用フォルダを作成
  6. WordPress をインストール
  7. index.php と .htaccess の設定
  8. サイトアドレスの設定

2. FTPサーバで対象のドメインのフォルダを作成

FTPサーバでドメインのディレクトリ(フォルダ)を作成します。FTPサーバーの「www」フォルダにアクセスします。

*今回は notemite.com のドメインを例として進めていきますので、既に取得している別のドメインのフォルダは黒塗りで隠しています。

使っているツールによって画面が違いますが、私が使っている Cyberduck ではこんな感じ。画面上部に /home/〇〇〇/www とある通り、FTP サーバーの「www」フォルダの中を表示している状態です。

今回はドメイン名そのままで「notemite」というフォルダを作成します。

「www」フォルダの中に「notemite」フォルダが作成されました。これでこのステップは完了です。

  1. ドメイン取得 - 完了!
  2. FTPサーバで対象のドメインのフォルダを作成 - 完了!
  3. ドメインを管理画面に追加する - Next!
  4. WordPress 用データベース作成
  5. WordPress インストール用フォルダを作成
  6. WordPress をインストール
  7. index.php と .htaccess の設定
  8. サイトアドレスの設定

3. ドメインを管理画面に追加する

このステップでは、取得したドメインをさくらレンタルサーバーの管理画面上で登録します。

さくらレンタルサーバー管理画面 > ドメイン/SSL > ドメイン新規追加クリック

「Step2.ドメインの追加」の部分で対象のドメインを選択します。

「追加」ボタンをクリックすると、ドメインリストの中に取得したドメイン名が表示されます。

追加したドメインの「設定」ボタンをクリックします。

「マルチドメインとして利用する」を選択し、「Web公開フォルダ」では先ほどFTPサーバー上で作ったフォルダのパスを入力します。

「保存する」ボタンをクリックしてこのステップは完了です。

  1. ドメイン取得 - 完了!
  2. FTPサーバで対象のドメインのフォルダを作成 - 完了!
  3. ドメインを管理画面に追加する - 完了!
  4. WordPress 用データベース作成 - Next!
  5. WordPress インストール用フォルダを作成
  6. WordPress をインストール
  7. index.php と .htaccess の設定
  8. サイトアドレスの設定

4. WordPress 用データベース新規作成

WordPress サイト上で作成したブログ記事やコメント、その他様々な設定は全てデータベースに保存されます。このステップではそのデータベースを作成します。

さくらレンタルサーバのコントロールパネル > データベース > 新規追加

好みのデータベース名を入力し「作成」をクリックします。

表示されるデータベースホスト(データベースサーバ)、ユーザー名、接続先パスワード、データベース名を後で使うのでメモしておきます。

WordPress に使用するデータベースが作成されました。これでこのステップは完了です。

  1. ドメイン取得 - 完了!
  2. FTPサーバで対象のドメインのフォルダを作成 - 完了!
  3. ドメインを管理画面に追加する - 完了!
  4. WordPress 用データベース作成 - 完了!
  5. WordPress インストール用フォルダを作成 - Next!
  6. WordPress をインストール
  7. index.php と .htaccess の設定
  8. サイトアドレスの設定

5. WordPress インストール用のフォルダを作る

さて、もうすぐ WordPress のインストールですが、その前にまた FTP サーバに戻って、先ほど作成した「notemite」フォルダ(皆さんはそれぞれ任意のフォルダ)の中にさらに WordPress 用のフォルダを作成します。

ディレクトリ内にWordpress専用のディレクトリ(フォルダを作成)(/wp/)を作成

ここでは好きなフォルダ名を付けていただいて大丈夫ですが、わかりやすく「wp」としておきます。

これで「notemite」フォルダの中に「wp」フォルダが作成されました。次のステップでこのフォルダの中に WordPress の全てがインストールされます。

  1. ドメイン取得 - 完了!
  2. FTPサーバで対象のドメインのフォルダを作成 - 完了!
  3. ドメインを管理画面に追加する - 完了!
  4. WordPress 用データベース作成 - 完了!
  5. WordPress インストール用フォルダを作成 - 完了!
  6. WordPress をインストール - Next!
  7. index.php と .htaccess の設定
  8. サイトアドレスの設定

6. WordPressインストール

  • SAKURAのレンタルサーバコントロールパネル > WordPressインストール
  • インストールURL設定
  • 利用データベースで先ほど作ったデータベースを選択
  • テーブルの接続語は自動生成される物をそのまま使用
  • 同意して作成をクリック

「インストールURL」の部分で、WordPress をインストールする場所を指定します。今回、notemite.com の配下に「wp」フォルダを用意しています。なので下記の様に指定します。「インストール先ディレクトリ」が FTP サーバー上のフォルダと一致しています。

「テーブルの接頭語」は正直なんでも大丈夫ですが、立ち上げるサイトに関係ある言葉だとわかりやすいと思います。後でもう一度出てくるのでメモしておきましょう。

データベース名、ユーザー名、パスワード、ホスト名、テーブル接頭辞を入力します。

先ほどさくらレンタルサーバの管理画面でデータベースを作成した時のものを入力します。

次にサイトのタイトル、そしてユーザー名とパスワード、メールアドレスを入力します。「検索エンジンでの表示」のチェックマークは入れずに「WordPressをインストール」をクリックします。

おつかれさまでした。これでWordPressサイトの立ち上げは完了です。

  1. ドメイン取得 - 完了!
  2. FTPサーバで対象のドメインのフォルダを作成 - 完了!
  3. ドメインを管理画面に追加する - 完了!
  4. WordPress 用データベース作成 - 完了!
  5. WordPress インストール用フォルダを作成 - 完了!
  6. WordPress をインストール - 完了!
  7. index.php と .htaccess の設定 - Next!
  8. サイトアドレスの設定

7. index.php と .htaccess の設定

FTPサーバーの WordPress 用フォルダ(今回は「wp」フォルダ)にある index.php と .htaccess ファイルを、サイトのルートディレクトリ(「サイトのアドレス」)へコピーします。

移動ではなくあくまでコピーなので注意してください。

ファイルをコピーできたら、ドメインフォルダの index.php ファイルを開きます。

require から始まり '/wp-blog-header.php'; で終わる文があるので次の修正を行ないます。

Before

After

WordPress 用に作ったフォルダ名「wp」を記述しました。

次は同じドメインフォルダの .htaccess ファイルを開きます。

「RewriteBase」と「RewriteRule」のところに「wp」フォルダの記述があるので削除します。

Before

↑の赤線の部分を削除します。

After

「wp」フォルダの部分を削除して保存したら .htaccess の設定も完了です。

  1. ドメイン取得 - 完了!
  2. FTPサーバで対象のドメインのフォルダを作成 - 完了!
  3. ドメインを管理画面に追加する - 完了!
  4. WordPress 用データベース作成 - 完了!
  5. WordPress インストール用フォルダを作成 - 完了!
  6. WordPress をインストール - 完了!
  7. index.php と .htaccess の設定 - 完了!
  8. サイトアドレスの設定 - Next!

8. サイトアドレスの設定

WordPress > 設定 > 一般設定 > サイトアドレス(URL)をから専用ディレクトリの箇所を消す

上の画像の様に「サイトアドレス(URL)」の部分が WordPress 用フォルダを含んだURLになっていると思いますが、これを削除します。

これでOK。「WordPress アドレス(URL)」の方は触らなくて大丈夫です。

「変更を保存」をクリックでこのステップも完了。お疲れ様でした!

この作業の後で必ず一度 WordPress からログアウトし再度ログインしてください。
私はこれをしなかったせいで設定が完全に反映されず、記事の投稿が上手くできない状態が半日続きました。。。

  1. ドメイン取得 - 完了!
  2. FTPサーバで対象のドメインのフォルダを作成 - 完了!
  3. ドメインを管理画面に追加する - 完了!
  4. WordPress 用データベース作成 - 完了!
  5. WordPress インストール用フォルダを作成 - 完了!
  6. WordPress をインストール - 完了!
  7. index.php と .htaccess の設定 - 完了!
  8. サイトアドレスの設定 - 完了!