さくらの VPS (Ubuntu 20.04) で Django アプリを作る(1/3)

Ubuntu 環境(さくらのVPS )で Django アプリケーションを作るまでに実際に辿ったステップを記録します。

手順がかなり多いので途中あまり詳しく書いていないところもありますがご了承ください。

まずは VPS の契約から Ubuntu OS の設定Python のインストールWeb サーバーのインストールまで。

  1. VPS の契約(さくらの VPS)
  2. 独自ドメインの取得
  3. IP アドレスとドメイン名を紐付け
  4. OS (Ubuntu 20.04) のインストール
  5. Ubuntu の初期設定
    • ssh でサーバーへ接続
    • 非 root ユーザーの作成
    • パッケージリストを最新版へ更新
    • パッケージのアップグレード
    • サーバーの再起動
  6. FTP サーバーのインストール
  7. 開発パッケージのインストール
  8. Python と関連パッケージのインストール
    • 依存関係のインストール
    • Python 3.9 のインストール
    • python3.9-dev のインストール
    • 仮想環境(venv)のインストール
  9. Web サーバー(Nginx)のインストール

ちなみに、僕は初め下記の書籍に沿って Django の全体像を勉強しました。書籍の中では AWS を使ったデプロイにも触れられていますので参考にしてみてください。

動かして学ぶ! Python Django開発入門 (NEXT ONE)

1. VPS の契約(さくらの VPS)

まずは VPS の契約。私は月額 880 円〜の さくらのVPS 1G プランにしました。

公式ページさくらのVPS 1G

さくらの VPS 以外でも大丈夫

とはいうものの、実はさくらの VPS でなくても Ubuntu OS であればこちらの記事の手順で特に問題ないです。

コントロールパネルの見た目やファイアウォールの設定の部分だけは少し違いますが、それは一番初めの部分でそれ以降は OS に依存するので他の VPS でも変わりません。

Django におすすめの OS と VPS を下記の記事で紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

▶︎ Django のおすすめ VPS(仮想専用サーバー)は OS から選ぶべし
▶︎ Ubuntu を手軽に使える VPS おすすめ 7 選

2. 独自ドメインの取得

サイト公開用の独自ドメインを取得します。こちらもさくらのドメインで取得しました。

3. IP アドレスとドメイン名を紐付け

VPS コントロールパネルの「ネームサーバ登録」をクリックします。

遷移先のページで「ドメインリスト」をクリック後、対象のドメインの「ゾーン編集」をクリックし、情報を登録します。

ゾーン情報の設定に関しては下記の記事にもまとめているので参考にしてみてください。

4. OS (Ubuntu 20.04) のインストール

VPS コントロールパネルの「各種設定」そして「OSインストール」をクリックします。

今回は標準 OS の Ubuntu 20.04 をインストールします。

サーバーのファイアウォールを設定する代わりに、さくら VPS のパケットフィルタの機能でポートの開閉を設定しています。

ファイアウォールで設定する場合はパケットフィルタをオフにします。

「インストールを実行する」をクリックし、Ubuntu のインストールを開始します。

先ほどと重複しますが、Ubuntu 以外にも Django におすすめの OS を下記の記事で紹介しているのでもしよければ見てみてください。

▶︎ Django におすすめの OS と VPS の選び方

5. Ubuntu の初期設定

ssh でサーバーへ接続

ターミナルで「ssh 管理ユーザー名@ホスト名」と打ち込み接続します。ホスト名は下記の通りコントロールパネルの「ネットワーク情報」タブで確認できます。

下記の様にコマンド「ssh 管理ユーザー名@ホスト名」を入力します。

% ssh ubuntu@xx1-234-56789.vs.sakura.ne.jp

初めて接続する際に下記の様に「The authenticity of host 'xx1-234-56789.vs.sakura.ne.jp (123.456.78.90)' can't be established.」とメッセージが出ることがありますが特に問題ないので yes と打ち込みます。

The authenticity of host 'xx1-234-56789.vs.sakura.ne.jp (123.456.78.90)' can't be established.
ECDSA key fingerprint is XXX123:ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])? 
Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])? yes
Warning: Permanently added 'xx1-234-56789.vs.sakura.ne.jp.123.456.78.90' (ECDSA) to the list of known hosts.
% ssh ubuntu@xx1-234-56789.vs.sakura.ne.jp
ubuntu@xx1-234-56789.vs.sakura.ne.jp's password: 

パスワードを入力し無事 ssh で サーバーへログインできました。

% ssh ubuntu@xx1-234-56789.vs.sakura.ne.jp
ubuntu@xx1-234-56789.vs.sakura.ne.jp's password: 
Welcome to Ubuntu 20.04.1 LTS (GNU/Linux 5.4.0-52-generic x86_64)

 * Documentation:  https://help.ubuntu.com
 * Management:     https://landscape.canonical.com
 * Support:        https://ubuntu.com/advantage

  System information as of Fri Apr  9 08:11:04 JST 2021

  System load:  0.0               Processes:             105
  Usage of /:   2.0% of 94.43GB   Users logged in:       0
  Memory usage: 16%               IPv4 address for ens3: 123.456.78.90
  Swap usage:   0%


66 updates can be installed immediately.
0 of these updates are security updates.
To see these additional updates run: apt list --upgradable


The list of available updates is more than a week old.
To check for new updates run: sudo apt update


The programs included with the Ubuntu system are free software;
the exact distribution terms for each program are described in the
individual files in /usr/share/doc/*/copyright.

Ubuntu comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY, to the extent permitted by
applicable law.


SAKURA internet [Virtual Private Server SERVICE]

To run a command as administrator (user "root"), use "sudo <command>".
See "man sudo_root" for details.

ubuntu@xx1-234-56789:~$ 

3行目に「Welcome to Ubuntu 20.04.1 LTS」と書かれてあります。それ以降の部分はサーバーの容量やアップデートなどの案内事項です。

非 root ユーザーの作成

ログインしたユーザーを root ユーザーへ昇格し、新たな sudo ユーザーを作成します。詳しくは下記の記事を参照してください。

パッケージリストを最新版へ更新

コマンド「sudo apt update」でパッケージリストを最新版に更新します。

ubuntu@xx1-234-56789:~$ sudo apt update
ubuntu@xx1-234-56789:~$ 

パッケージのアップグレード

コマンド「sudo apt upgrade」を実行し、サーバーに元々インストールされているパッケージに対してアップグレードを実施します。

ubuntu@xx1-234-56789:~$ sudo apt upgrade
ubuntu@xx1-234-56789:~$ 

サーバーの再起動

コマンド「sudo reboot」を実行し、サーバーを再起動します。

ubuntu@xx1-234-56789:~$ sudo reboot
Connection to xx1-234-56789.vs.sakura.ne.jp closed by remote host.
Connection to xx1-234-56789.vs.sakura.ne.jp closed.
% 

6. FTP サーバーのインストール

FTP 接続ができる様にしたいので vsftpd をインストールします。コマンド「sudo apt install vsftpd」を実行します。

ubuntu@ik1-437-50827:~$ sudo apt install vsftpd
ubuntu@ik1-437-50827:~$ 

Cyberduck で接続できました。

7. 開発パッケージのインストール

adminvps@xx1-234-56789:~$ sudo apt install build-essential
adminvps@xx1-234-56789:~$ 

8. Python と関連パッケージのインストール

コマンド「python3 -V」で Ubuntu 20.04 にもともと入っている Python のバージョンを確認します。

adminvps@xx1-234-56789:~$ python3 -V
Python 3.8.5
adminvps@xx1-234-56789:~$

Python 3.8.5 が入っていました。この後 Python 3.9 をインストールします。

依存関係のインストール

Python 自体をインストールする前に必要な依存関係をインストールします。コマンド「sudo apt install 〜」で様々なパッケージをインストールします。

adminvps@xx1-234-56789:~$ sudo apt install zlib1g-dev libncurses5-dev libgdbm-dev libnss3-dev libssl-dev libreadline-dev libffi-dev libsqlite3-dev wget libbz2-dev
adminvps@xx1-234-56789:~$ 

Python 3.9 のインストール

依存関係のインストールが完了したら、Python 3.9 をインストールします。

adminvps@xx1-234-56789:~$ sudo apt install python3.9
adminvps@xx1-234-56789:~$ 

python3.9-dev のインストール

adminvps@xx1-234-56789:~$ sudo apt install python3.9-dev
adminvps@xx1-234-56789:~$ 

仮想環境(venv)のインストール

Python の仮想環境である venv をインストールするためコマンド「sudo apt-get install python3.9-venv」を実行します。

adminvps@xx1-234-56789:~$ sudo apt-get install python3.9-venv
adminvps@xx1-234-56789:~$ 

9. Web サーバー(Nginx)のインストール

コマンド「sudo apt install nginx」で Nginx をインストールします。

adminvps@xx1-234-56789:~$ sudo apt install nginx
adminvps@xx1-234-56789:~$ 

ブラウザの URL バーにサーバーの IP アドレスを入れてみて、下記のページが出れば無事インストールされています。

とりあえず VPS に Ubuntu が入りPython と Nginx がインストールされた状態です。

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