【mac】Django プロジェクトで PostgreSQL のデータベースを利用する(仮想環境内)

Python 仮想環境内で Django プロジェクト用データベースを PostgreSQL で作成し、Django プロジェクトと紐づける方法を書きます。

今回は例として「sample_db」というデータベース作成し、プロジェクトと紐づけます。

  1. PostgreSQL で新規のデータベースを作成
  2. Django プロジェクトとデータベースの紐付け
  3. 仮想環境で接続用モジュールをインストール
  4. ちなみに
  5. 参考書籍

1. PostgreSQL で新規のデータベースを作成

PostgreSQL を起動し「sample_db」という名前のデータベースを作成します。

% sudo brew services start postgresql
% createdb sample_db

「psql -l」でデータベースのリストを表示すると、「sample_db」が作成されたのが確認できます。

% psql -l
                                         List of databases
   Name    |      Owner       | Encoding | Collate | Ctype |           Access privileges           
-----------+------------------+----------+---------+-------+---------------------------------------
 postgres  | ユーザー名         | UTF8     | C       | C     | 
 sample_db | ユーザー名         | UTF8     | C       | C     | 
 template0 | ユーザー名         | UTF8     | C       | C     | =c/ユーザー名                  +
           |                  |          |         |       | ユーザー名=CTc/ユーザー名
 template1 | ユーザー名         | UTF8     | C       | C     | =c/ユーザー名                  +
           |                  |          |         |       | ユーザー名=CTc/ユーザー名
(4 rows)

ちなみにデータベースを削除したい場合は「dropdb sample_db」と入力します。

2. Django プロジェクトとデータベースの紐付け

Django プロジェクトの settings.py を変更し、先ほど新規作成したデータベースを紐付けます。

プロジェクト作成時に自動作成された settings.py の内容は下記の通り。

DATABASES = {
    'default': {
        'ENGINE': 'django.db.backends.sqlite3',
        'NAME': BASE_DIR / 'db.sqlite3',
    }
}

これを下記の様に変更します。

DATABASES = {
    'default': {
        'ENGINE': 'django.db.backends.postgresql_psycopg2',
        'NAME': 'sample_db',
        'USER': os.environ.get('DB_USER'),
        'PASSWORD': os.environ.get('DB_PASSWORD'),
        'HOST': '',
        'PORT': '',
    }
}

またその際にファイル上部に下記を追記し os モジュールをインポートします。

import os

3. 仮想環境で接続用モジュールをインストール

Python で PostgreSQL データベースに接続するために、接続用ドライバのモジュールが必要となります。もっとも多く使われている psycopg2 というモジュールをインストールします。

仮想環境に入った状態で「pip install psycopg2-binary」を実行します。

(sample_venv) % pip install psycopg2-binary
Collecting psycopg2-binary
  Downloading https://files.pythonhosted.org/packages/2c/85/c26507efb110f5a91f503e517f1db55f12ebecb001ff224b2cea234a07ef/psycopg2_binary-2.8.6-cp38-cp38-macosx_10_9_x86_64.macosx_10_9_intel.macosx_10_10_intel.macosx_10_10_x86_64.whl (1.5MB)
     |████████████████████████████████| 1.5MB 7.1MB/s 
Installing collected packages: psycopg2-binary
Successfully installed psycopg2-binary-2.8.6
WARNING: You are using pip version 19.2.3, however version 21.0.1 is available.
You should consider upgrading via the 'pip install --upgrade pip' command.
(sample_venv) % 

4. ちなみに

PyCharm の runserver を実行した時に下記のエラーが出て一瞬焦りましたが、PostgreSQL を起動したら治りました。

django.db.utils.OperationalError: could not connect to server: No such file or directory

ちなみのちなみに、settings.py の「DATABASES」の部分をコメントアウトなどするとデータベースを起動していなくても問題なく runserver を実行できます。

5. 参考書籍

僕は始め下記の書籍に沿って Django の全体像を勉強しました。書籍は PostgreSQL を使用した開発になっているので参考にしてみてください。

動かして学ぶ! Python Django開発入門 (NEXT ONE)

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